伝わらない話し方の改善方法
いつも友達や、職場の人たちから、
「で、何が言いたかったの?」
と言われることはありませんか?
本記事はそんな一生懸命伝えようとするが、
伝えたいことが伝わらない方へ、
伝わらない話し方と伝わる話し方について
書いていこうと思います。
■もくじ
1.伝わらない話し方
1-1.結論がない話し方
1-2.根拠が多い話し方
1-3.不要な部分が多い話し方
2.伝わる話し方
2-1.結論から話始める話し方
2-2.根拠を3つに絞る話し方
2-3.不要な部分を省く話し方
■1.伝わらない話し方
□1-1.結論がない話し方
相手に伝えたいことが伝わらないということは、
いくつか話し手に問題がある可能性が高いのですが、
一番問題なのが、この
結論がない話し方になります。
結論とは自分が相手に、
このことについて伝えたいと
思っていることになります。
が、この結論を会話の中に入れずに
喋るとどうなるかというと、
○○というお店はおすすめだよと伝えたいが伝わらない例
相手:「○○ってお店に行こうと思うんだけど、
おすすめ?」
自分:「この間○○に行ってきたんだけど、
お店はすごいおしゃれで人もたくさんいたよ。
ご飯もいい感じだったんだけど、
なかなか料理とか出てこなかったんだよね。
店員さんも態度悪かったし、
でもご飯は美味しかったよ!」
相手:(・・・で、おすすめなのかな?)
この会話だと相手に
おすすめかどうかを伝えたいのに、
お店がおすすめなのかどうかが全く伝わりません。
ただ根拠を喋っているだけになってしまっています。
つまり会話の中に
結論が入っていない話し方は、
相手にはあなたが何を伝えたかったのかが
全く分からない状態になってしまいます。
これだとあなたが一生懸命伝えようとしても、
全く伝えることができません。
なので、結論がない話し方は、
相手に全く伝わらない話し方になってしまうのです。
□1-2.根拠が多い話し方
結論がない会話は相手には
伝わらないという話をしましたが、
結論には必ず根拠がついてきます。
例えば、
「○○というお店がおすすめだよ」
と会話をする際に、
なぜそのお店がおすすめなのかを伝えますよね?
伝えなければ、なぜそのお店がおすすめなのか
相手には全く分かりませんし、
本当におすすめなのかも伝わりません。
なので、会話をしている際はほぼ必ず、
根拠を交えて会話をしているのですが、
この根拠は、多すぎると
逆に相手に伝わりづらくなってしまいます。
先ほどの「○○というお店がおすすめだよ」
という話を例にすると、
相手:「○○っていうお店に行こうと思うんだけど、
おすすめ?」
自分:「おすすめだよ!だってご飯は美味しいし、
店員さんは親切だし、
お店はおしゃれだから。
でも、ご飯はちょっと出てくるのが遅いかな。
後はいつでも混んでるから
待たないといけないけどね。
だけど○○だし××で、△△なんだよ!
だからいいんだよね!」
相手(つまりはどこがおすすめなの?)
という風に、結論があったとしても、
根拠が多すぎる話はどうしても
会話が長くなってしまう為、
聞き手が今何について話をしているのか、
迷子になってしまい。
「なんかたくさん言っているな」という風に
全く記憶に残らなくなってしまいます。
その結果、「で、何がおすすめなの?」と
言われてしまうのです。
なので、根拠が多すぎる話し方についても、
相手には伝わらない話し方となってしまうのです。
□1-3.不要な部分が多い話し方
一生懸命話しているが、
会話が長くなってしまって、
何が言いたいのか伝わらない、
といった経験はありませんか?
根拠が多すぎる話し方の時と似ているのですが、
この会話の中で不要な部分が多い話し方も
相手に伝わらない話し方になります。
不要な部分とは、
会話の中につけなくても意味が伝わるのに、
つけてしまっている言葉になります。
例えば、
「〇日の〇時に○○っていうお店に行って
ご飯を食べたんだけど、
本当は自分的には××っていうお店に
行きたかったんだよね。
絶対××の方がいいと思うんだけどなー」
上の話で不要な部分は、
「自分的には」だとか、
「〇日の〇時に」だとか、
「~だと思うけどな」だとか。
になります。
なぜかというと、
二人で話しているのであれば、
「自分的に」とつけずとも、
自分が他のお店に行きたかったと分かりますし、
日付や時間を聞かれているのであれば必要ですが、
聞かれていないのでわざわざつけなくても
伝えたいことは伝わります。
こういった様に
不要な部分が多くなればなるほど、
本当に伝えたいことが不要な部分で埋もれ
いつ結論を言っているのか、
結果としてどうなのかが分からなくなってしまい、
伝わらない話し方となってしまうのです。
■2.伝わる話し方
伝わらんない話し方については、
先ほどの章で書きました。
ではどうすれば伝わる話し方になるのかを
こちらで書いていこうと思います。
□2-1.結論から話始める話し方
まずは結論から話始めましょう。
「結論は○○です。なぜなら~」
といった風に結論を
最初に行ってしまう方法です。
理由は至ってシンプルで、
結論から話始めることで、
相手が今から何について話をするのかを
すぐに理解することができるからです。
例えばこういった風です。
相手:「○○ってお店に行こうと思うんだけど、
おすすめ?」
自分:「そこのお店はおすすめだよ!
ご飯は美味しかったし、
店内はおしゃれで、
店員さんもすごい親切だったよ!」
相手:「そうなんだ!それじゃあ今度行ってみるね!」
この会話では、最初に
「そこのお店はおすすめだよ!」と
結論から話始めることで、
相手が自分の話の結論を
すぐに理解することができます。
また、結論の後の話がグダグダになったとしても、
相手がすでに結論を知っているので、
さらに相手が知りたかったポイントを
「それで、どこがおすすめポイントなの?」
と知りたい部分だけを深堀して
聞き直しやすくなります。
これだけで、会話は迷子になりにくいですし、
相手にも自分の伝えたかったことが
簡単に伝わるようになります。
なので、会話をする際は
結論を最初に話すことを心がけてみましょう。
□2-2.根拠を3つに絞る話し方
次は根拠についてお話しします。
1-2で「根拠の多い話し方」は、
伝わりにくいということをご説明しました。
なので、根拠は3つまで絞って話すことで、
相手が会話の途中で迷子になりにくいようにします。
例えば、お店おすすめする時に、
「料理がおいしい」
「店内がおしゃれ」
「店員のサービスの質が高い」
「メニューが種類が豊富」
「いつも混んでいるほどの人気店」
とおすすめしたいポイントが
いくつもあったとします。
しかし、全てのポイントを話に盛り込んでしまうと、
1-2で紹介したように相手にとって、
とても伝わりづらい会話になってしまいます。
なので、その中から相手に伝えたい根拠を、
あえて3つに絞り、話をします。
「あのお店はおすすめだよ!
なぜなら、
店内がおしゃれで、
店員さんのサービスの質が高いうえに、
何より料理がとてもおいしいから!」
といった風に、根拠を3つほどに絞ることで、
簡潔に相手に伝えることができるようになるからです。
しかし、簡潔にしようとしすぎて、
「あのお店はおすすめだよ!
だって料理がすごいおいしいから!」
と根拠が少なすぎると、
相手から
「料理がおいしいお店なら他にもあるじゃん」と
言われてしまい、
説得力は弱くなってしまうので、
説得したい場合は3つほど根拠を
話した方がいいかもしれません。
なので、やはり
根拠は3つほどに絞り簡潔に話すことで、
相手に伝わりやすく話すことが、できる
ようになるのです。
□2-3.不要な部分を省く話し方
最後は、不要な部分を省く話し方についてです。
1-3で不要な部分が多い話し方は、
伝わりにくいという話をしました。
不要な部分は増えれば増えるほど話が長くなり、
結論と根拠が分かりづらくなってしまうからです。
なので、不要な部分を省き、
話す言葉をスッキリさせることで、
相手にとって、分かりやすくなるというわけです。
「〇日の〇時に○○っていうお店に行って、
ご飯を食べたんだけど、
本当は自分的には××っていうお店に
行きたかったんだよね。
絶対××の方がいいと思うんだけどなー」
という話と、
「○○っていうお店に行って、
ご飯を食べたんだけど、
本当は××っていうお店に行きたかったんだよね。
絶対××の方がいいと思う!」
どうでしょうか
どちらも同じことを言っていますが、
後者の方が、不要な部分を省いている分、
話も短くなりますし、
「××というお店に行きたかった」
という意思が汲み取りやすいと思いませんか?
このように、不要な部分を省くことにより、
話す内容がスッキリとなり、
より伝えたかったことが
ストレートに伝わるようになります。
もちろん、相手が日時などを聞いているのであれば、
日時を話さないととおかしいですし、
会話の内容によって不要な部分は
毎回変化していきますので、
必ずこれは必要ないというものはありませんので、
そこは注意が必要になります。
まとめると、
不要な部分はできる限り省き、
話をすることで、相手に伝わりやすくなるのです。
いかがだったでしょうか。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。